THE BLUE HEARTSの名曲中の名曲「リンダリンダ」について個人的解釈を記してみたいと思います。

- アーティスト: THE BLUE HEARTS
- 出版社/メーカー: トライエム
- 発売日: 1987/05/21
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リンダリンダをWikipediaで調べると、このように書かれています。
甲本は曲名について、東京弁護士会の会報誌『LIBRA』の対談で「リンダとは誰か?」という質問に対し「僕も分からない。答えとか元々ないんだよ。だから、リンダリンダって歌詞カードには書いてないでしょ。登録もしてないから自由に歌っていいんだよ。」と語っている。
ここで疑問が生まれます。
まず一つ目、ヒロトさんの「自由に歌っていいんだよ」という発言。これはつまりヒロトさんだけが歌うのではなく、誰かに歌われることを前提で作られたのか?ということ。
そしてもう一つは、「答えとかもともとない」という部分。
答えとかが無くとも、「何もない」とは考えにくいです。何かがあるからリンダというコトバになってる筈。
答えとかがないなら「リンダ」は何を意味してるのか?
リンダには答えがない。けどおそらく、問いみたいなものがある。
そこで「誰かに歌われる事を前提」とするなら、リンダとは人ではなく「リンダリンダを歌う人の気持ち」のようなものではないかと仮説を立てます。
それなら確かにヒロトさんには答えがない。というか、答えが出せません。決めつけることも、きっとしないでしょう。
さらに仮説を踏まえると、
「愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない。」
この部分は、リンダリンダを歌う人が男性であっても「リンダリンダを歌うあなたの、その気持ちを離しはしない」という解釈もできます。
「愛でも恋でもない」つじつまが合うのです。
さらに続けて歌詞の意味を考えてみます。
リンダリンダとは「リンダリンダを歌う私達すべてに向けられたメッセージ」だとするなら。
「もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら」というのは、ヒロトさんが「リアルの私やあなたとの出会い」を言っていることになります。
「愛じゃなくとも恋じゃなくとも」のもっと前には、「愛の意味を知って下さい」と歌っています。
少し矛盾を感じそうなそうなこの歌詞ですが「愛を知って欲しい」というのは、ヒロトさんから私達へ向ける愛…ではなく、「愛という概念」を知ってほしいのだということではないでしょうか。
こうして考えた場合、リンダリンダという曲は、リンダリンダを歌うすべての人達への「応援歌」であるという風にも受け止められそうです。
(あくまで仮定を進めた場合の都合のいい解釈です。。)
リンダリンダが多くの人に愛され、歌われ続ける。これはとてつもなく素晴らしいことなのかもしれません。
でもやっぱり、リンダリンダに答えが無くていいかな、とも思います。
意味がわからなくても、子供の頃からずっとずっと、リンダリンダが大好きですから!!!
ではでは、またー。